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冬瓜漬

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先日書いた、沖縄の友人からいただいた「沖縄菓子の詰め合わせ」には、くんぺんの他にも色々なお菓子が文字通り詰め合わせてありました。

その中のひとつがこの「冬瓜漬」。沖縄でよく食される野菜のシブイ(冬瓜)をお砂糖で甘く仕立て上げた宮廷菓子です。
存在は知っていたのですが、食べるのは初めてでした。


ある日の小腹が空いたおやつ時。
詰め合わせ箱を空けてみると、あれ?ない?周りを見渡すと、居間のテーブルの上に一口だけかじった状態で置いてありました。嫁さんだな、なんとも行儀の悪い。

しかし食べ尽くされていないのは不幸中の幸い。その冬瓜漬を手に取り、ガブリ。

?! う、うおっ!甘い!甘〜〜いいぃ!!

かじった瞬間、砂糖のつぶつぶがほろりと崩れ、ジャリジャリするほど口の中にぱあっと広がる。味の中に冬瓜の要素を探そうとするも、見付けきれないほど砂糖そのものの強烈な甘さがダイレクトに味蕾を襲ってきます。

口の中の一口の冬瓜漬の半口分は飲み込んだのですが、申し訳ないことに残りの半口分はティッシュの中へリリース。

あとで帰宅した嫁さんに聞くと、やはり同じようにかじり、そして同じように残しそのままテーブルに置いていたのだとか。


ボクの出身地九州には「ざぼん漬け」という似たような見た目のお菓子があるので、てっきり同じような味だと思い込んでかじりついてしまったのですが、比べ物にならないくらい遥かに強烈な甘み。
調べてみると、砂糖の液で段階的に甘みを増しながら数時間煮込み、さらにグラニュー糖の山に数回に分けてまぶされながら、甘みを存分に含ませて出来上がったものだということがわかりました。そりゃ甘いハズだ。

そして同時に、ガブっとかじるものではなく、小さくカットして少しずつ食べるお菓子だということも発覚。

食べた人に聞くと、カットしてお茶と一緒に食べるととても美味しいんですって。あきさみよー(なんてこった)!
by sin-cap | 2009-06-06 19:06 | ・島酒/島食物
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熊本生まれ、東京在住の沖縄好きデザイナー・岡山進矢が"てーげー"にお送りする美らブログをどうぞ、うさがみそーれ。