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大東寿司 後編

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前回「大東寿司は日本の寿司の原点。発祥当時の江戸前寿司に近い」と書きました。
もちろんそれは確かにそうなんですが、厳密に言うと今では当然違う部分もあります。

江戸前よりさらに近いのが、縁の深い八丈島に伝わる「島寿司」。
大東島は八丈島からの開拓者によって明治時代に開かれた島。当然その人々が持ち込んだ文化が色濃くなります。その特徴は漬け込みダレが「味醂醤油」であること。そして酢飯が「甘酢飯」であること。
もちろん一般的なヅケにも味醂や砂糖が使われることはありますが、島寿司、そして大東寿司の方が全体的に甘めです。

そしてもうひとつの特徴が「魚はマグロに限らない」ということ。
マグロよりむしろ近海で捕れる「サワラ」が使われることが多いです。他にも「カジキマグロ」や、珍しい「シイラ」という魚が使われることも。
ちなみにシイラはハワイでは「マヒマヒ」とも呼ばれる高級魚です。


大東寿司は大東島以外では、那覇にある「大東そば」という沖縄そば屋さんや、那覇空港の搭乗ゲート内の土産物屋さんにあるので、興味がある方は沖縄に行かれた際にぜひ食べてみてください。

また、全国各地で頻繁に開催されている「沖縄物産展」や「駅弁大会」などでゲットできることも多いですよ。
by sin-cap | 2009-05-02 13:39 | ・島酒/島食物
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熊本生まれ、東京在住の沖縄好きデザイナー・岡山進矢が"てーげー"にお送りする美らブログをどうぞ、うさがみそーれ。